マジか・・・


マジなのか・・・嘘だと言ってくれ。




ベルセルク (1)




私が子供の頃から大好きで読んでいた

ダークファンタジー漫画の金字塔「ベルセルク」の作者である



三浦建太郎さんが5月6日、急性大動脈解離のため54歳の若さで亡くなってしまいました。





こういった訃報のブログ記事を書くたびに思うこと、



やはり人の命ってのは儚くて、いつ何時どうなるか分からないってことです。



だからこそ、なるべく後悔しないように日々を生きていかないといけない。




いつかとか、そのうちってのはもしかすると今後「ない」かもしれないって事を、



常に念頭において行動するべきなんだなって、改めて思いました。





若さも健康も、なにげない日常も、心地よい人との関係も永遠ではない。




当たり前のことなのに、日々の忙しさでつい忘れてしまう。






ベルセルクを長期連載していた三浦先生も無念でならなかったと思います。



三浦先生としては納得のいく形でベルセルクを完結させたかった筈。




彼の持つ作品へのこだわりはその芸術レベルの作画や、壮大な世界観、設定などから伝わってきます。



だからこそ完結せずに終わってしまったのは作者にとっても読者にとっても不幸でした。



前々からベルセルクは未完で終わってしまうんじゃないかって囁かれていましたけど、


まさか54歳の若さで作者が亡くなってしまうなんて、本人もファンも思っていなかったでしょう。







しかし、改めて漫画家ってハードなんですね。



命を削って三浦先生がベルセルクを描き続けていたと思うと、





やはり先生は凄い人だったし、ベルセルクは偉大な作品でした。



ベルセルクに影響された作品って多いですもんね。






そんな偉大な作品、ベルセルクを振り返っていきます。




ベルセルク (3)
ベルセルクと言えば「蝕」のシーン。



あれを初めて読んだ時は2、3日は落ち込んでいました。



それくらいのトラウマだった。



仲間が次々と虫けらのように嬲り殺され、


大切な人が目の前で凌辱される・・・


あの絶望感、あれを描き切るって物凄いエネルギーが必要だったと思います。




読んでる方がトラウマを抱えるくらいだから、

それを考え描いてる方は精神的に病んじゃうんじゃないでしょうか?




だからこそ「蝕」は伝説になっているんですけどね。





ベルセルク (2)
宿敵ゾッドとガッツの死闘も大好きだった。



幾多の死線をくぐり抜け強くなったガッツが、あのゾッドと互角の戦いを繰り広げる!




この戦いは名勝負ばかりのベルセルクの中でも屈指の熱さがありました。



というか人の身でゾッドと互角に戦うとか、やっぱりガッツさんは人間とは思えません。


連載中もよく言われてましたね。


ガッツの腕力がファンタジーって。







元に戻ったキャスカとの今後も気になっていただけに作者死亡の未完は非常に残念であり、


何よりもご冥福をお祈りいたします。




漫画史に残るベルセルクというダークファンタジーの金字塔を残してくれた三浦先生はやはり凄い人でした。




昔かなり持っていた紙の単行本、今では売ってしまって手元にないですが


また集めようかな・・・


未完だけど偉大な作品だし、また一から紙の本で読み直したい。



しかし例え最新刊まで集めても永遠に完結しないのはやはり寂しい・・・